アメリカ・ワシントン州ヤキマ・バレーで育種され、2000年に商業リリースされたホップ品種です。最大の特徴は、松(パイン)や樹脂感を軸に、柑橘・ベリー・トロピカルフルーツが重なり合う“重層的で立体的な香味構造”。この複雑さから、ウエストコーストIPAの黄金期を支えた代表的ホップのひとつとして知られています。α酸は約12〜14%前後と高めで、クリーンでしっかりした苦味を与える一方、後半投入やドライホップではパイン、グレープフルーツ、パッションフルーツ、ベリーのようなアロマが鮮明に立ち上がります。
ビター用途とアロマ用途の両方に優れるデュアルパーパスホップで、IPA、ダブルIPA、ペールエール、レッドエールなど幅広いスタイルに対応。単体使用でも存在感があり、CitraやMosaic、Amarillo、Centennialなどとのブレンドで、ビールの香味に奥行きと骨格を与える“基幹ホップ”として世界中のブルワリーに採用されています。
Simcoe(YCR14)
